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Python環境構築 ~Anaconda(Windows)編~

 こんにちは。ふらうです。

 

 今回は、Pythonの実行環境の構築を解説していきます。

 

 おそらく、「プログラミング始めてみたい!」って方や、「今まで他の言語触ってきたけど、Pythonも触ってみたいな。」と思っている中級者でも、Windowsを使っている方がほとんどだと思います。

 

 なので、今回はWindowsで簡単に環境構築ができる、Windows版のAnacondaをインストールして使用する方法を紹介します。

 

 Anacondaとは、Pythonの実行環境ではありますが、必要なツールやライブラリ(いろんな人が作った便利なプログラム)を提供してくれるものです。

 

 Anaconda Promptを起動してpythonプログラムを実行したり、各種ツールをインストールしてコードを書くことなど様々なことができます。

 

 他にも、WSLを使った環境構築がありますが、それはまた別に紹介しようかと思います。

 

 

 

 

 

Anacondaインストーラーのダウンロード

 

 まず、以下のURLからAnacondaの公式サイトへ行き、windows版のAnacondaをダウンロードします。

 

 

www.anaconda.com

 

 するとこのようなページに飛ぶと思います(画像は2023年1月26日のもの)。

 

Anacondaの公式ページ

 このページの中央より少し下にある「Download」をクリックします。

青丸の部分をクリック

 そうすると、Anacondaインストーラーをダウンロードできると思いますので、ダウンロードでき次第、実行してください。

 

 

Anacondaのインストール

 

 

以下の通りに実行していってください。

 

 ↑の「Destination Folder」は変更しなくて大丈夫ですので、何か理由がある人以外はそのまま「Next」を押してください。

インストール中

インストール完了


 "Anaconda Distribution Tutorial"と"Getting Started with Anaconda"はチェックをつけているとブラウザが自動で開くので、閉じていただいて大丈夫です。

 これでAnacondaのインストールは完了です。

 

 

いろいろ触ってみよう

 

 さて、Anacondaがインストールできたところで、内容を少し説明したいと思います。

 

 具体的には、Navigatorの説明や、ターミナルの開き方、pythonの実行方法を説明します。

 

Anaconda Navigatorを開いてみる

 Anaconda Navigatorは、仮想環境の構築やライブラリのインストールをGUI上で行えるものです。

 よくある黒い画面に、コマンドをカチャカチャしなくても色々できちゃうものです。

 

 Windows左下の、「ここに入力して検索」がある人は、そこに「Anaconda Navigator」と入力すると出ると思うので、それを押してください。


Home

 

 

 一番最初に開くこの画面がHome画面です。ここでは、Jupyter Labやnotebookなど、各種ツールをインストールすることができます。

 インストール方法は、各ツールの下にある"install"ボタンを押すだけです。

 

Environments

 


 ここはEnvironments画面です。

 主に、仮想環境の作成を行うことができます。

 

 必要な場面によって違うライブラリが必要な場合がありますし、ライブラリのバージョンを変える必要が出てくるときがありますので、目的に応じて分けておくと便利ですね。

 

Learning

 

 「Learning」では、Pythonチュートリアルや各種ツールの使い方などの使い方を学ぶことができます。

 

Community

 

 「community」では、各種ツールなどのコミュニティにアクセスできるので、様々な情報を得ることができます。

 

ターミナルを開いてみる

 

 Anaconda NavigatorのEnvironmentを押して、自分の環境の欄にある三角形のマークを押して、「Open Terminal」を押しましょう。

私の環境では、「transformer」のターミナルを開いていますが、皆さんはbase(root)しかないと思うので、base(root)のターミナルを開いてください。

 

 

 ターミナルが開きました。ここでは、コマンドを入力して色々することになります。

 

 主に行うことは、ディレクトリを移動したり、そこにあるプログラムを実行したりなどです。

 

Pythonのバージョン確認してみる

 

 ここに「python -V」と入力して「Enter」を押すと、Pythonのバージョンを確認できます。

 

 

 私の環境では、Python3.10.9が入っています。

 

Pythonの対話モードを起動してみる

 

 次に、「python」と入力してみましょう。すると以下の画面のように、pythonの対話モードが起動します。

 

 

 ここでは、pythonのコードを打つことができます。例えば、

 

 

 上のコードでは、「test」という変数(箱)に「Hello World」という文字列を入れて、print文で表示させています。

 

 他にも、pythonの対話モードを起動していない状態で、「python @@@.py」のように入力することで、pythonファイルを実行することもできます。

 

終わりに

 

 今回は、Windows版Anacondaを使って、Pythonの環境を構築する方法を解説しました。

 

 私の記事では、今後もWindows版Anacondaを使っていくと思いますので、是非、他の記事も見てpythonを学んでいただけたらと思います。

 

 他にも、WSLを利用した、Ubuntuの環境構築などがありますので、興味がある方は調べてみてください。

 

 最後まで読んでいただきありがとうございました!